お悩み解決例

補助金や税制優遇の活用

ー補助金導入事例02ー

 

ものづくり補助金を活用した金型洗浄の自動化による生産性向上事例

 

 


兵庫県明石市の明石プラスチック工業株式会社は、「熱可塑性・熱硬化性樹脂の成形工場」、「自社の金型製作工場」を一つの敷地内に構えるプラスチック総合成形メーカーです。熱可塑性・熱硬化性樹脂の二つの技術を扱いユーザーの要望に幅広く対応できること、型製作から成形までが敷地内に完結していることで手間やタイムロスが省け、小回りの利く品質管理ができることの二点を大きな強みとしています。

今回は生水口社長に金型洗浄機クリピカエースをご導入いただいた際に活用された補助金申請についてお話し頂きました。

 

 

補助金活用の経緯と申請のポイント

 

補助金を知ったきっかけを教えてください。
生水口社長:  

以前より設備投資の際はなるべく「ものづくり補助金」を活用するようにしていました。それ以外の補助金についても、インターネット、市や県の補助金支援セミナーで常に情報をキャッチしています。 今回は「クリピカエース」を含め三つの機械を導入したく、大きな金額に対応できる「ものづくり補助金」への申請を進めました。

 

 

ものづくり補助金は申請書類に事業計画などの明確な記載が必要ですが申請の目的と計画はどういったものでしょうか。
生水口社長:  

弊社では扱っている樹脂の内、金型を腐食させやすい「スーパーエンプラ」が20%を占めており、成形不良が削減できず時間もかかる手作業でのメンテナンスに頭を悩ませていました。そこで使用する材料の面と生産性向上の面の両方にアプローチできる「クリピカエース」に出会い、どこかのタイミングで導入できないかと考えていました。
ようやく今回、設備投資の計画の中にクリピカエースを盛り込める機会が訪れ、他社の自動計量器、自動バリ取り機を合わせて申請し、補助金を活用しての導入を目指しました。申請内容は、「生産性向上」を主軸に据えました。新しい自動車部品の立ち上げにあたって、
① 「PPSでの大量生産に対応できるよう、何十万個のパーツの計量・バリ取りなどの二次加工・金型メンテナンスといった人の手がかかる工程を設備投資によりまとめて自動化する。」
②「型も自社で作り、インラインですべて行えるようにする。」 ということを目的として掲げました。
また、設備の導入によって見込める「成形不良・作業時間の削減」「収益の上昇」「設備投資の回収期間」を具体的に提示し、さらに市場性の高さを盛り込んだ実現可能な計画を策定しました。クリピカエース単体の特長としても、属人化解消、品質予防保全、生産性向上など、補助金のテーマとも合致していました。

 

明石プラスチック工業株式会社 本社

書類作成はとても大変だとお聞きしますが、申請プロセスにおける苦労と成功の秘訣を教えてください。
生水口社長:  

書類作成は社内の2名で行っており、申請の説明会から申請までの2カ月で15ページもの資料を用意するのには苦労しました。
今回、商社の担当者が補助金について知識があり、アドバイスや助言を頂けたことが大きな力になりました。複数の商社から見積りを取りましたが補助金の知識があることが決定打となり決めました。
また別件ですが、初めての補助金申請ではコンサルに任せ、申請が通るのか不安な内容を締め切りギリギリに出され添削もできず、納得しきれないまま審査に落ちてしまいました。そのような苦い経験から社内で書類作成をするようになり、仮に落ちたとしても納得できるので、責任感を持って取り組むことができます。
書類作成のコツは、いかに政府が求めている補助金のテーマに沿うことができるかです。例えば今なら、賃上げやDXを掲げる企業に補助金を出すといったトレンドがあります。さらに賃上げの表明などの加点対策を事前に行うことも成功につながります。

 

 

導入効果と今後の展望

 

ものづくり補助金は採択後も実績報告があるとのことですが、製品導入後の具体的な変化はいかがでしょうか。
生水口社長:  

まず、作業時間は4割ほど削減できています。
今までは金型を分解してから手作業でメンテナンスしていたものが、分解を進めながら洗浄に回せ、同時進行できるようになりました。 手作業ではパーティングラインに沿って磨くなど気を遣うところもあり、人によって違いが出ていましたが、導入後は個人差やミスもなくなりました。
不良率、作業時間、個人差の有無は間違いなく大きく変わったと感じています。

 

 

これからのソマックスへの期待を教えてください。
生水口社長:  

「クリピカエース」に不満はなく、要望は特にありません。現場でも予想以上に活用しているほどです。 手作業では届かないような微細な箇所、小さな穴、入れ子の部分も隅々まで届き、スーパーエンプラには必須のオーバーホールできることが大きな利点で、かじりなどの金型破損の防止になっています。
金型洗浄機の導入は、コストではなく品質管理の一環と言えるでしょう。

 

 

補助金活用を検討している企業へのメッセージをお願いします。
生水口社長:  

商社によって補助金についての知識に差があるので、詳細に提案してくれる知識のある商社を選ぶことをお勧めします。書類作成を自社で行うかコンサルに依頼するかはどちらが良いというものではなく、時間やお金、通過率など何を優先するかで臨機応変に使い分けるといいと思います。
自社で行う場合集中して一気にできるものではないですし、コンサルに依頼する場合も丸投げせずよく読み込んで添削する時間が必要になります。どちらにしても時間に余裕を持って取り組むことは必須です。
また、補助金支援セミナーでは申請書類の押さえるべきポイントや補助金のトレンドがつかめるので、自社での書類作成にもコンサル依頼時の書類精査にも役立ちます。

 

 

本日は実際の補助金を活用した弊社クリピカエースの導入事例をご紹介いただきありがとうございました。

 

 

 

ものづくり補助金申請まとめ

 

申請前の準備:
説明会への参加
必要な申請書類:
・事業計画書
・決算書
・賃上げ計画書
・労働者名簿
・導入することで見込まれる作業時間の削減、収益の上昇、設備投資の回収期間等のメリットを具体的にまとめたもの
・複数の商社への相見積もり
・その他書類
期間:
書類作成 2ヶ月
アドバイス:
書類作成は自社かコンサルか臨機応変に使い分けるとよい。
商社を挟む場合は知識のある商社選びが大切。

 

 

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